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    AGS RECRUIT 2023

  • 3度の産休&復職を経験、16年目のベテラン社員に聞く

    AGS Member Interview

    エージーエスは、働きたい女性が長く活躍できる環境作りを大切にしています。

    結婚や出産といったライフイベントを経て、現在も現場で活躍する女性社員の声をお届けします。

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    当社が考える女性が活躍できる環境とは?

    社員のGotoは、入社16年目の大ベテランです。過去に3度の産休&復職を経て、現在も時短で勤務中です。

     

    3人のお子様を育てながらも、現場で活躍するためには、周囲の理解や協力が不可欠でしょう。エージーエスが考える、働きたい女性が長く活躍できる環境とは?

     

    聞き手は、当社の役員=Masudaが担当しております。

    ぜひご一読ください。

  • 登場人物

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    Masuda

    エージーエスの役員で入社試験において面接を担当している。

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    Goto

    入社16年目の女性社員。過去に3度の産休&復職を経て、現在は時短にて勤務中。

  • 3度の産休→復職!当社のベテラン女性社員に聞く

    M「弊社では、女性の入社も多く、働き方を大切にする方も多いことから、Gさんのこれまでの働き方だったり、3度、産休から復職されたご経験をこれからの方にお伝えしたいなと考えています」

     

    G「はい、宜しくお願いします」

     

    M「では、順番に質問させてください。現在は、どんな仕事やプロジェクトをしていますか?」

     

    G「現在は、ある計測機器メーカーの社内システムを開発するプロジェクトに参加しているのですが、周りで開発されたシステムをテストしたり、動かしていく中で出た課題を抽出したりということをやっています。他にはメンバーの工程管理とか作業管理のサポートなどもしています」

     

    M「そのシステムは、どのように使われる予定ですか?」

     

    G「お客様の受注管理や発注管理、在庫管理ができるシステムです」

     

    M「Gさんは、3度の産休を経て、以前関わっていたプロジェクトから関連するプロジェクトに移って頂きましたね。業務としては、以前のプロジェクトの延長線上であった半面、最初は難しいところもあったと思うのですが、関わってみてどうでしたか?」

     

    G「最初はサポートという形だったので、そこまで難しいということはなかったです。最初、(タスク管理ツールである)backlogの使い方が分からなかったりということはありましたけど。課題がすごくたくさん上がってきますので」

     

    M「しょっぱなからテレワークだったというのもありましたね」

     

    G「そうですね」

     

    M「意思疎通含めて、テレワークは難しさもあったんじゃないですか?」

     

    G「テレワークだとやっぱり...。すぐに聞きに行けないっていうところで、もちろん、Slackでの連絡はやっていましたが、聞くタイミングが分からなかったり。隣の席に座っていれば、今どんなことをしているとかが見えるので、(様子を見て)話かけに行くことはできますけど」

     

    M「リモートは難しいですよね。昨日も取引先の人と話している中で、やっぱりリモートで効率が落ちるというのは明らかみたいで。この会社の人は、リモートツールを開発している会社なんですね。社員のPCを管理していて、どういうサイトをどれくらい見ているとか、ドキュメントをどれくらい見ているとか、統計が取れちゃう。明らかに効率が悪いと数値で分かっちゃうから、その会社はもう完全にフル出社に戻しちゃった」

     

    G「現在のプロジェクトでも、最初こういうことをやりたいという説明は受けましたが、その後はほとんどSlackでのやり取りです」

     

    M「"終わりました"とか、"こんなことありました"っていうレベルだったら、メッセージで済ませてもいいと思うけど、難しさは感じますね。それは、他のリモート環境でやっているプロジェクトから話を聞いても」

     

    G「口で言うことと文章で伝えるっていうのはなかなか...」

     

    M「空気感や(相手の)表情もね。見えずらいし、難しいところはありますよね。だからか、日本だけでなく、アメリカとかでもテレワークを止めているところは増えましたからね」

    産休前後における仕事の環境や働き方の違いとは?

    M「さて、今回は産休をテーマに話を聞きたいと思いますが、今、お子さんはおいくつでしたっけ?」

     

    G「上から、8歳、6歳、3歳です」

     

    M「そうか、では、3歳はもうぼちぼち動き始めている感じ?」

     

    G「いや、もー、動いて動いて(笑)」

     

    M「上は、8歳と6歳ですか。多少は放っておいても大丈夫なの?」

     

    G「そうですね。自分で外に遊びにいったりして。少し親の手が離れる時間が増えてきました」

     

    M「でも、3歳は動けちゃう分、怖いですよね?」

     

    G「はい、まだちょっと見守りが必要ですが、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいることで私も楽を感じられたりする時もあるかな」

     

    M「面倒も多少は見てくれるんですね。ただ、3人分のイベントはまだまだあるだろうから、そこは大変ですよね」

     

    G「そうですね。小学校と保育園っていうのが、大分違うなっていうのをすごい感じてて」

     

    M「それは何が違うの?」

     

    G「保育園は先生に"お願いします"っていう感じで預けて、それ以上に手がかかることがなかったんですけど、小学校に入ってからは、なんかもう頻繁に学校行ってるなっていうぐらい授業参観とか懇談会だったり」

     

    M「そんなにある?」

     

    G「"うーん"っていう感覚ぐらいの頻度でありますよ。他にも朝の登校時に、親だったりが(道に)立って誘導する旗登板なんかも持ち回りでやらなければいけないし。学校から帰ってくれば宿題を見たり。その辺を手助けしてくださいっていうのも、結構学校側から言われる。うーん、大きくなるにつれて手が離れると思いきや、ちょっと違うなっていう(笑)」

     

    M「そうそう。専業主婦で家にいる感じだったらいいと思うけど、家事や仕事をしながらだとね」

     

    G「役員を引受けたりとか。"仕事してるから"っていう理由で断れたっていうのも昔はあったみたいですけど、そういうのって理由にならないみたいなことも聞きますし」

     

    M「それでいったら、(仕事をしているのは)ほぼほぼ全員じゃない?」

     

    G「そういうので、どうしても切り抜けられない役割もあるなって」

     

    M「確かに確かに。Gさんの場合は3回の産休を経てきたわけですが、1番最初でいうと、もう 8 年前になっちゃうんですね。産休前後における仕事の環境や働き方で違いとかってありましたか?」

     

    G「1 番目(の出産)は本当に時間のやりくりが...。保育園に預けたと思ったら、もうお迎えに行かなきゃいけないっていうところで、仕事の方でも時間調整をしてもらいました。それまでは"何時まで仕事できますか?"っていうのが、"何時までしかできない"っていう。ここが大分違いますね。時間の融通が利かない中でどう仕事をしていくか」

     

    M「送り迎えに行ったりとかっていうのも必須なわけで。時間が限られている中でやらなくちゃいけないことが沢山ありましたが、Gさんに関しては、最初のお子さんの時は時短でプロジェクトに入ってもらったというのは大きな変化でしたよね」

     

    G「そうですね」

     

    M「では、キャリア目線で産休に対する考え方などはあったりしますか?」

     

    G「最初はキャリアアップっていうよりも、なんか任された仕事を時間内にこなすので精一杯だったというのはありますね。まあ、その中でなにかしら吸収できたらいいなっていうのはありましたが」

     

    M「仕事が終わったところで、すぐお子さんの面倒を見たり、キャリアに対してゆっくり考えたりとか、スキルに対してどうしたいとかっていうのは難しいですよね。実際、仕事を進める上でも、時短でさらに労働時間が短くなっちゃうから、そこに対してどうすれば時間内で終わらせることができるのか。ここが一番大変で考えなきゃいけないところっていう感じですよね」

    会社の理解とサポート。「相談できることがよかった」

    M「Gさんの場合は旦那さんが自営でしたよね。時間さえあれば、(旦那さんにも家事や育児の)お願いができるっていうところは、よかったことかもしれないですよ」

     

    G「そうですね。逆に1人でって考えたらすごい大変だなって思います」

     

    M「そうですよね。そんな仕事環境において、掛けられた言葉とか、フォローとかそういう場面でなにか覚えていることはありますか?」

     

    G「仕事に復帰するタイミングで、(他社の)営業さんが女性の方だったんですけど、"おじいちゃん、おばあちゃん、どちらかの両親の援助がないと厳しいよって言われて。"そんなに大変なの?"って思ったんですけど、すごく不安を覚えたんですね。最初の子を産んで復職した時ですね」

     

    M「それもまあ、時代じゃないですか? 今に比べれば、世の中的に産休育休とかって取りずらいし、時短勤務とかも難しい時代だったから。今は時代が変わって、働き手も少ないから、育休終わったら復帰するっていうのも、ほぼ当たり前のような世の中になってきたし、家庭の事情としても働かないと上手く生活を回していけないっていう」

     

    G「だから、社内に産休育休を経験している方がいるっていうのは結構心強いかなって思います。自分だけじゃないっていう感じもあるし、話し相手になってもらえたりとか、同じ目線の人がいるっていうのは違うかなって」

     

    M「そうね。でもまあ、3人分の産休育休って超レアケースですね(笑)。今も子育て中なんだけど、そういう部分を含めて後進をフォローできるようなポジションになってもらえるといいかなと思いますが、これから入ってくる社員の方などに伝えたいことなどはありますか?」

     

    G「同じような話になりますが、子供ができた時には、本当に時間調整が必要になってくると思うので、自分だけでできないことっていうのは絶対あると思います。そこは会社だったりに相談するっていうところは絶対に持ってほしいかなって。自分の時間だけではできない仕事も出てくると思うので、本当にこの辺の調整とかがすごい大事だなって思うので絶対に相談をしてほしいですね」

     

    M「産休育休を経験したGさんからのアドバイスは?」

     

    G「どんなことでも不安は持ってらっしゃると思うのですが、なんとかなるよっていう(笑)」

     

    M「(笑)いや、そらそらそうよ。そりゃそうなんだけど、具体的なものはあります?もちろんなんとかなるし、何とかなるように会社としてもフォローはしていくわけなんですけど」

     

    G「でも、自分の周りでも子供ができたことによって仕事を辞めたっていう話を聞いたりするので。そんな中で私は職場で受け入れてもらえたってことは、すごい良かったなと思います。なんだろう。その辺もやっぱり相談できることがよかった」

    復帰するだけじゃなくて、キャリアとして繋げていけるような体制を

    G「会社と連携が取れなくて、(仕事を)辞めたっていう話は聞くので、私がもうこれだけ続けてこられたっていうのはすごいなって(笑)」

     

    M「それも3回ですからね(笑)

    では、3回産休育休を経験した目線で、会社として女性の採用促進だったり、こういうフォローや仕組みがあるといいなとか、そういうものはありますか?」

     

    G「以前入っていたプロジェクトも、取引先を含めて女性応援みたいな企業だったので。先ほどの話と重複するかもしれませんが、職場復帰する時間とタイミングですよね。産休をどのくらい取るかっていうタイミングとかも相談できたりするとやりやすいんじゃないかなって」

     

    M「これくらいに復帰したいっていう目標と実際の状況とを上手く調節しながら進めていくことが必要だから、そこは会社としてコミュニケーションを取りながら、なるべくベターなタイミングで調整できるようにしなくちゃいけない。仮に急に復帰したいって言われて、すぐ居場所が設けられるかっていうと、そういうわけでもないから」

     

    G「でも、私の最初の一人目は、急に言ったような気がします(笑)」

     

    M「本当に?ちょっと最初の方は覚えてないなぁ」

     

    G「でも、そこでもちゃんと話を聞いてもらえたので」

     

    M「定期的に状況を話しながら、(復帰が)近くなってきたら具体的に調整するっていうのが、まあ一番いいんじゃないですかね? 他にアドバイスありますか?」

     

    G「(以前のプロジェクトでは)周りに産休育休を取る人がいることで、結構同じ境遇の人がいるんだなって安心できた半面、リーダーという役割を与えられていた人もいたけど、その人も産休取られたりとかして、女性はこれから活躍していくんだなって感じたことがあります」

     

    M「男性がどうとか、女性がどうとかっていうつもりはないけど、労働人口が減ってる中で男性だけが働けばいいっていう時代でもないし、女性が働いて、キャリアを築いていくっていうのは当たり前になっていく。エージーエスの中でも、出産なり、産休なり、ライフイベントを経て、復帰できるような。ただ復帰するだけじゃなくて、先々にキャリアとして繋げていけるような体制が作れればいいし、そういうところを目指していければいいんじゃないかなと思ってますね」